毎年6月1日から7月10日までの期間に手続きが必要な労働保険の年度更新は、前年度の確定保険料と新年度の概算保険料を納付するための申告が必要となりますが、今年は雇用保険法の改正がありましたので、法案可決にともなう期中の「雇用保険料率引き上げ」のポイントをご紹介いたします。
今回のポイント
3月に可決された「雇用保険法改正」で、期中の雇用保険料率の引き上げが10月に実施されます。それにともない、2022年度の年度更新での概算保険料の計算方法が変わります。2022年度は年度内に雇用保険の料率変更が行われるために、2022年4月1日から9月30日までの概算保険料額と、2022年10月1日から2023年3月31日までの概算保険料額をそれぞれ計算し、その合計額を2022年度の概算保険料(雇用保険分)として申告・納付することになります。
なお、2022年度労働保険の年度更新期間は、6月1日(水)~7月11日(月)です。
参考資料:【厚生労働省】