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社会保険労務士の仕事をやらせていただいている中で、企業の人事労務担当者の方と話す機会が数多くあります。今まで多くの方と話をしてきた中で、人事職の方は、スキルが4種類に分けることができると、独断で考えました。今後、人事畑で生きていく方にとってキャリアアップの参考になればと思い、書かせていただきました。
目次
大まかに区分すると、採用、労務、教育研修、人事制度の4種類に分けられると考えます。
採用担当者として各方面の関係者と接する際に必要となるコミュニケーション能力、会社の顔として表に出るための責任感、採用トレンドを敏感に察知する情報収集能力などが企業から望まれるスキルかなと思います。
給与計算・社会保険手続きその他労務トラブルの対応力が要求され、労務の仕事をこなしていくためには専門知識も欠かせませんし、給与ソフトを操作したり各種書類を作成したりするためのパソコンスキルも必須です。業務に必要なやり取りを各従業員とスムーズに行うためのコミュニケーション能力、給与計算をはじめとする間違いの許されない業務を正確にこなすための緻密さも求められる能力です。
教育研修では、 企業の方針と人材育成をセットで考えながら教育研修を行う目的とゴールを明確にし、企画・計画する能力が要求されます。また、スムーズに運営するための社内関係者との調整・根回し、会場確保をはじめとする諸々の準備を円滑に進める調整力も要求されます。
人事制度の構築・改定を行うためには現状の課題を分析する力、課題解決に向けた構築・改定を組み立てるための論理的思考能力が求められます。必要時には現場社員から役員クラスまで、幅広い層へのヒアリングも行い 、新しい人事制度の導入時には従業員に向けた説明なども行う必要があるので、高いレベルのコミュニケーション能力が必要になると思います。
今までの経験から、ツラツラと書いてきましたが、何といってもコミュニケーション能力は必須だと思います。ここまで読まれて、「どんな仕事でも必須でしょ!?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、結局のところ、このコミュニケーション能力が高ければ高いほど、企業からのニーズは高いと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を書いているのは・・・ 八重樫 一行(やえがし かずゆき)/特定社会保険労務士 ご相談はこちらから |