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人事労務に関する問題は、一番初めの対応方法がとても大切になってきます。対応の誤りが紛争を深刻化させ、会社にとって大きなダメージをもたらすことが少なくありません。では、会社内で人事労務に関する問題が起きた際は、どのような対応をとるべきなのか説明していきたいと思います。
目次
その場で回答できる場合は丁寧に説明し、その場で回答することができない事案については、就業規則や法令を確認し、一定の期日を設けて、確認後に連絡する旨を伝えてください。
ストーカー被害やいじめ等が発生した場合は、まずは相談者の身体の安全の確保を優先してください。そして、相談者自身を隔離する措置(自宅待機命令等)を検討することになります。
第一に、社内の規程や労働契約を確認してください。例えば、就業規則、賃金規程、個別の労働契約書となります。また、相談事項が内部通報に該当する場合には、内部通報規程に沿って対応してください。
第二に、法律を検討します。内容によっては、社会保険労務士や弁護士に相談します。
相談内容についての会社の対応方針を本人に説明してください。
人事労務に関する相談や問題が起きた時の対応方法について説明しました。上記1~3の手順に従って対応することが重要ですが、対応について最も大切なことは親身になって話を聞くことです。決して、頭ごなしに否定することがないようにしてください。人事労務に関する問題は、「人」の感情は切り離せない部分があるので、相談者に対しては傾聴の姿勢を崩すことなく、真摯に対応していただければと思います。
この記事を書いているのは・・・ 八重樫 一行(やえがし かずゆき)/特定社会保険労務士 ご相談はこちらから |